日本酒「獺祭」の回収

昨日の新聞では各社が日本酒「獺祭」の一部でアルコール度数の不具合があり26万本を回収するという記事をのせている。社告内容では日本酒の製造過程でアルコール度数17度前後の原酒に水を加えて狙いの16度に調整する際、撹拌作業を怠り17度近い製品と12度近い水の沢山入った製品が出来、そのまま出荷してしまったとの事である。

これだけ度数が違うと消費者にも見分けがついたのだろう。

昨日この日記記事の最後で「獺祭」に触れておりその後このニュースを知って驚いた。

最近、増産対応で新しい工場を立ち上げたり、米国にも進出するニュースにたて続けに接していたので加水工程の担当者の人為的なミスと聞くと状況を妙に納得してしまう。

しかし対象製品を見ると2019年4月、5月、7月にまたがっておりこの間、完成品である製品のチェックが全くされていないのか部外者の老婆心ながら疑問を持ってしまう。

通常、品質管理では工程を管理すると共にその工程管理が適切かどうかを完成品検査や工程をパトロールチェックしたりすることで成り立たせる。

山口県に帰省すると駅などで頻繁に見掛ける身近な日本酒である。再発防止と立ち直りを期待している。

然し今回のことで日本酒の製造過程に加水工程があるというのを初めて知り勉強になったが加水は全ての日本酒で行うのだろうか。