同年令の昼食会/獺祭(だっさい)のことなど

昨日は同じ施設の同年令3人で垂水駅前に出掛け昼食を共にした。肉、野菜何れもある店で私は刺身定食を選択した。

ビールで乾杯したあとは世間話に終始したが、同年令ということもあり物事に対する立ち位置や意見に大きな食い違いがないことがよくわかった気がする。

京都出身ひとりと山口県出身が二人の組み合わせで、たまたまお一人が日本酒・「獺祭」の醸造元・旭酒造に近いところの出身ということもあり獺祭の独自の酒造りの仕方(杜氏に代わりデータをベースにすることや酒米の磨きかたetc)から酒の話になり、懐かしい酒屋が営む角打ちや焼酎の話に繋がった。

全国区になった感のある日本酒・「獺祭」の名前は酒蔵の所在地名が山口県岩国市獺越(おそごえ)であることと、俳句の春の季語にもなっている「獺祭」からきている。

イタチ科の動物で水辺に生息する獺(かわうそ)は、獲った魚を川岸などに列べる習性があると云われ、古人は詩文などを創る際に書物や資料などを広げ散らかす様をこのことに例えて「獺祭」と呼んだ。

近代俳句の祖ともいえる正岡子規は一時期自分の住まいをこの故事にちなみ「獺祭書屋(だっさいしょおく)」と名付け自らを「獺祭書屋主人」と号した。

手元の歳時記を見ると秋の季語として獺祭忌があり9月19日の子規忌のことを指している。

帰りがけバスの時間までに「ミスタードーナツ」でコーヒータイムもちゃんと確保した。

 

【はや須磨は海苔網も消え夏支度】

 

🔘健康公園のイロハモミジの花