神戸・垂水に引っ越して来て隣接の健康公園で毎朝歩くことを心がけているが、沢山ある樹木の変化が目について結構楽しみになっている。
落ち葉の季節になって来たのでプラタナスとイロハモミジの2本に照準を絞り定期的に写真を撮る定点観測をしているが、そのうちのイロハモミジが、同一の樹のなかで赤が進む部分と緑が残されて行く部分に大きく分かれていることが段々気になって来た。
通常紅葉は気温が一定以下になると進み日中の温度差も関係すると云われるが同一の樹の中なので温度の影響に大きな差があるとは思えない。
南側から対象のイロハモミジをみる
北側から
西側から
東側から
北側が最も緑が多い傾向なので、よく晴れた日にAM8時頃、10時頃、PM2時頃の3回太陽光の当たる状態を観察したが最も紅くなっている部分には常に光が注いでいるがまだ緑の葉の部分には、周りの樹や自分の枝葉に邪魔されて紅い部分ほど光が当たっていないことが分かった。
この点に注意して公園内の紅が進んでいないもみじを見ていくとやはり日陰になっているものが多い。
単純な結論で申し訳ないが、紅葉は気温の変化と併せて陽当たりにも関係しており、晴れて放射冷却が進むような条件で、なおかつ日陰になりにくい場所で一番進むように考察する。
今回は紅葉の観察だがこの傾向は多分紅葉する樹木全般に適用出来そうに思われる。
🔘神無月(かんなつき)では各地の神が出雲国に出かけ会合に臨む言い伝えから来ている説があるらしい。来月の俳句サークルの兼題はその出雲に出かける「神の旅」になっている。
【コロナ禍で 自粛もありや 神の旅】