10月14日に神戸市須磨区にある旗振山に登ったことをこのブログに書いたがそのときは取り敢えず西も東も分からず手さぐりで登った気がして、出来るだけ早く2回目を頑張ろうと思っていた。
1回目の反省を生かし今回は2つの目標を立てた。
①前回は頂上の茶店が閉まっておりひもじい思いをしたが、茶店の開いていそうな土曜日に行く。
②前回は登りも降りも同じ須磨浦公園のルートだったが今回少なくとも降りは別ルートにトライする。
結果は何とか二つともクリアー出来た気がする。
①AM11時半頃頂上着、茶店が開いているのを見て一安心、茶店なので特に食事メニューは無いらしく、カップヌードルと缶ビールをお願いし一応の山御飯にありついた。普段あまりアルコールは飲まないが山で飲むビールは本当に格別な味がする。
店はやはり土日の営業が主とのことだった。
②店の若主人らしき人に下りのルートを聞いて、一の谷へ抜ける、高倉台へ行く、須磨駅(須磨浦公園ではない)へ行く、塩屋駅へ降りるコースを教えてもらい推奨はどれかと聞くと垂水に近くなる塩屋駅コースとのことで今回はこの道を選択して下山した。
須磨浦公園からのルートは階段などで比較的道が整備され迷いようがないが、塩屋駅へのコースは単に人が歩いて踏みしめたような道で傾斜がきつい箇所もあり、途中人にもあまり会わず不安になってくる。
そんな中で単独登山の別々の男女とようやくすれ違い道が間違いないことを確認した。さすがに私くらいの年齢の方には出逢わない。
NHKに「日本百低山」という番組があり私と同年齢で酒場詩人を自称する吉田類さんが毎回のゲストと共に 山に登る姿を見て自分も頑張ろうと励まされている。
【秋長(た)けて 七十路(ななそじ)の山 一歩ずつ】
【須磨の浦 海苔網立てて 冬を待つ】
【下山道(げざんみち) 団栗避(よ)けて 踏ん張りぬ】
・出発点の須磨浦公園近くにあるこの地が旧摂津国と播磨国の国境であることをカタツムリの角に掛けて詠んだ芭蕉の句碑
・須磨浦公園近くから見る海苔の養殖網といかだ
・登りの道は多くの箇所で階段が整備されている
・途中にあるロープウェイ頂上駅
・旗振山上の旗振り茶屋(缶ビールとカップヌードルが沁みる)
・塩屋駅への下山ルートは厳しい道が続く、以前から使っていた杖が壊れたので直前にスポーツ店で購入していて本当に助かった。このルートは杖なしでの下山は難しい。
・落ち葉やドングリが重なっている
🔘垂水駅に着いてバス待ちの喫茶店で飲んだコーヒーもビールに劣らず心と身体に沁みた。