海を見て感じること

今まで住民票を置いた土地を振り返ると、山口県のふるさと厚狭、大阪八尾、タイバンコク、中国上海、それから現在の神戸となるが、神戸以外はそれぞれ海に近くはあっても海が直接見える事はなく海の見える暮らしは初めての経験になる。

住んでいる場所から正面南方向が紀淡海峡、少し西に明石海峡という位置から大阪湾を眺めている。
その為遠くに大阪港、神戸港を出入りして航海する船がいつも見えている形で、今までに無い興味の対象になっているが肉眼では細かいところまではなかなかわかりにくい。

先日ある機会からカタログギフトの提供があり、そのなかに「双眼鏡」があったことから直ぐに決めて到着を待っている。海運には以前からとても興味があり、色々な船を是非もう少し近くで観てみたいと思っている。

「慣れて来てどうなのか」と対比するため、初めて海が見える処に住んだ慣れていない現在感じた事を書いておきたい。

①海の色は日によって、時刻によって、天候によって赤、青、紺、グレー、黒等々微妙に見え方が変わり、また一面同じ色では無く部分によって色が違うときがある。(潮の流れと光の関係?)

②風の強さはもちろん日によって違うが、殆どの場合夕方一時的に強くなる。(海風と陸風の切り替わり?)

③遠くに関西空港から和歌山県の陸地を海越しにみているがこれも日によって見え方が大きく違う。晴れの日が比較的よく見えているが曇り空でも遠くまで見えるときがある。(海面からの水蒸気・湿気の状態?)

④大阪港、神戸港から紀淡海峡・太平洋航路へ出入りする船と明石海峡・瀬戸内航路へ出入りする船の数を比べると圧倒的に瀬戸内航路の数が多い。
これは多分大阪神戸両港の置かれている現状を表しているのだろう。

🔘初めての場所でよく分からないことが多いが、逆に今までに無い知識が得られる機会になるのかもしれない。

🔘西の瀬戸内海に向かうのは貨物バラ積み船のように見える。

🔘大阪港の方向に向かうのは船首の形から瀬戸内・九州航路のフェリーと思われる。

🔘夕方の海、奥は客船のように見えるが手前はマストらしきがたくさんあり船種が分からない。