This is Naomi ・『聖火台で感じた「日本人」』

4月21日のこの日記に、初めて寄稿されたテニスの大坂なおみ選手の手記「This is Naomi」のことを書いたが昨日その2回目・『聖火台で感じた「日本人」』が日経新聞に掲載された。
紙面に載った聖火台の大坂なおみ選手
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先の東京オリンピックで聖火の最終走者と聖火台への点灯を担当したことを踏まえ選ばれたことの栄誉を感じて、更には自分のバックグラウンドに想いを馳せている。

外国人のようだと自分でも認める大坂なおみ選手が、このオリンピックの聖火最終走者に選ばれたことの意味を自分なりに受けとめ真剣に考えていることに対し正直言って感動してしまった。

アレコレ書くより感動した部分をそのまま載せる事にした。

「両親は私が小さい頃からいつか日本代表として五輪に出てほしいという夢を抱いていた。テニスを続けるにつけそれは私の夢にもなった。北海道の根室に住む祖父母はテレビ中継される私の試合を欠かさず見てくれている。私がセットを落とすだけで心臓が縮むというおじいちゃんはどんな気持ちでこの瞬間を見ているだろう。二人して泣いているかもしれないな。そんな考えがふと浮かんだ。」

「でも、そんな外国人のような私が日本の代表として開会式で聖火ランナーを務めたという事実は日本人の意味する範囲が広がっているいることを示している。多様な人々に対して門戸を開いていこうという国で開催された五輪の開会式に多様性の象徴として参加できたことは、私の人生を通して大きな意味を持つ。」

コロナウイルスの大変な時期に開催されたことに私自身も多少疑問を感じることもあったが、この大坂なおみ選手の手記を読んでやはり大きな意味もあったことを再認識した。
多様性を認めることで得られるものの大きさを考えさせられる。

◎近くの防災拠点のフェンス周辺で咲いている小さな花、
名前は分からないが色や形に違いがある。
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