今回のラグビーW杯の盛り上がりは2つの事が重なったことにあると思われる。
一つ目はなんと言っても日本代表が目標としていたベスト8を達成したこと。二つ目はアジアで初めて日本で開催されたことだろうか。
日本代表の頑張りは多国籍メンバーの活躍と併せ色々取り上げられているが、二番目の日本開催に至った経緯等、にわかラグビーフアンの私など全く知らなかったが今日サンマルクカフェで読んだ雑誌「プレジデント」で、
「ラグビーW杯日本招致 世界との交渉秘録 ・Why Rugby World Cup 2019 is Coming toJapan」と題して記事に成っている 。
ラグビーはこの競技発祥のイギリス連邦諸国が主導する特殊な世界だと何かで読んだ事があったが今までのW杯は、これらの国でたらい回しされていたことまでは知らず開催国を決める理事国投票権もこれらの国が優位に成っていたことも初めて知った。
日本の招致活動は2011年開催誘致に立候補したところから始まり挫折、その後の紆余曲折をへて15年、19年開催国を同時に決める09年理事会で、15年の開催をイングランドに譲ったり、アジア諸国の後押しも得てようやく勝ち取ったとの事であった。
何事も壁を打ち破るには長い時間をかけた周到な準備が必要なことがよくわかる。
平行してチームや選手の強化も成功しつつあり今回の大会で日本のラグビー人気も定着のきっかけをつかんだ気がするが何より私がいいなと感じるのは国際化、多様性と言ったこれからの課題を先取りした日本ラグビーの土壌作りにあると思う。
それにしてもあの肉体のぶつかり合いでケガが少ないのは不思議なほど凄い。
それからもう一つ、日本代表の福岡選手がラグビーに区切りがついたら医者を目指す話、文武両道の実践はこの事か、とてもいい話を聞いた気がする。