中断中のひとりごと・渋野日向子選手⑧

渋野日向子選手、今年の全米女子オープンゴルフ4位の結果を、どう考えたらいいのだろうか。
・今年不調のなかで良く頑張った。
・3日目まで首位をキープしながら最終日持ちこたえられなかったのはなぜ?
全英オープンは勢いで勝ったが、メジャー2勝目はそれほど簡単ではないのが当たり前。
等々?

4日間の主なプレーを録画して端折って観終わったが、2日目まで首位を突っ走っていたプレーと3日目、4日目(最終日)のプレーは明らかに何かが違っており、精神的な部分で変化が有ったような感じがした。

特に最終日は悪天候で1日順延され、上位の選手の精神状態に変化が起きやすい素地があり、更にはマスコミ報道によると寒さ対策も充分ではなかったらしい。

最終日の渋野選手のプレーを観ながら突然頭のなかで昔観た映画のシーンが甦って来た。
稲垣浩監督の「風林火山」で三船敏郎さん演じる武田信玄の軍師・山本勘助中村翫右衛門さん演じる武田の重臣板垣信方に向かってこのような意味のセリフを言った。
「あなたは緒戦の強さは比類がない。然し守りにまわった時に弱い、我慢がない」

渋野選手が全英オープンで勝った時の最終ホールでの強気のイケイケパットは今でも目に焼き付いているが、今回の3日目、4日目はショットの不調もさることながらパットが度々カップの手前で止まるか弱くなって曲がっていた。

私は渋野選手が全英オープンで優勝する前からその才能に注目してこの日記にも書いてきたが、それだけに残念な気持ちは人一倍あるが、これも経験、通過点の一つとして今後に生かして欲しいと思っている。

試合終了後、大先輩の岡本綾子さんの言葉
「メジャーの重さが身に染みだしたのではないでしょうか。」

また、今回の全米女子オープンに出場した、もと世界ランク1位リデイア・コ選手が渋野選手のプレーを見て、スマイルシンデレラではなく「スマイリング・アサシン」(笑顔の暗殺者)と呼んだ事がネットの記事に出ている。どうもこれは1日目、2日目のプレーを見ての事らしい。

それにつけてもゴルフは難しい。

◎近くの図書館玄関脇の花壇
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