「マスターズ」

マスターズはゴルフをする人なら誰もが知っているいわば世界一を決める試合と云っても良いかもしれない。
世界の4大大会、いわゆるメジャーの全米オープン、全米プロ、全英オープンと並んでその一角を占めている。

他の3試合は毎年違ったゴルフ場が選定され開催されるが、唯一マスターズトーナメントだけは同じゴルフ場、アメリカ・ジョージア州 オーガスタナショナル・ゴルフクラブで開催される。

そうなったのは生涯アマチュアを続け球聖とまで謳われたボビー・ジョーンズ(1902~1971)が当時の4大大会を1年間で全て制覇して引退し、故郷のアトランタ近くに「愉しいゴルフがしたい」と仲間と共に造り上げられたゴルフ場をベースに、ゴルフの名手たちを招待した大会が始まりだからである。

本條 強(ほんじょうつよし)著 「マスターズ」ちくま新書
はその歴史や開催の意義をベースに、1934年の第一回大会から直近の2020年の大会まで、アーノルド・パーマーゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウス、トム・ワトソン、タイガー・ウッズ等々の活躍を交えてひもといていく。
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著者は休刊になった雑誌「書斎のゴルフ」の編集長で私も時折読ませてもらっていた。

ところが皮肉なことに、この本の発行は2021年3月なのだが、この年の4月、日本の松山英樹選手がこのマスターズに優勝してしまうのである。

この事はこのブログの4月12日に「松山選手のマスターズ優勝」として書いたが、日本のゴルフにとって世の中がひっくり返るような快挙で、著者や出版社の筑摩書房はこの1ヶ月の差をどう受け止めたのか、最悪? 最高?
つい気になってしまう。

内容のあれこれはひとまず置いて、この本に紹介されている名選手の言葉で気になったものを挙げる事にした。

☆「ゴルフは耳と耳の間のゲームだ」(体力より知力)
「愉しんでこそゴルフ。悩まず、苦しまず、怒らずに」
ーーボビー・ジョーンズ

☆「自信のある自己流は、自信のない正統派に優る」
ーーアーノルド ・パーマー

☆「ゴルファーの最大の敵は他人でなく、自分だ」
ーーゲーリー・プレーヤー

☆「人と違っても自分が良ければそれを信じて自分のもの
にする」
ーージョーダン・スピース

◎歩きの途中、八尾飛行場から民間ヘリコプターが離陸。
地上より数メーター離陸
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ホバリングしながら少しずつ東へ
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徐々に西へ旋回
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西へ向けて飛行開始
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