孫の来訪と昔話

我が家に下宿中の2番目の孫が実家の倉敷に春休みで帰省中のなか、同じ市内に別に下宿する一番上の孫が用事でやって来た。

久しぶりに昼食のピザを夫婦と孫の3人で一緒に食べ、その後用事を済ませた。
論文の提出を急いでいるらしく、孫はしばらくパソコンに向かっていたが、時間も経ち車で送っていくことになり、車中で論文の様子から現在の学業の状況を聞くと、実験などで結構忙しくしているらしい。

たまたま実験評価の話から統計的な手法に話が及び、否応なく約半世紀も前になる仕事のことを思い出してしまった。

クレームなどの問題が発生した場合など、原因を突き止めるため色々苦労したが、少し大きい問題など統計的な手法を使って解析した記憶があるが、孫の話を聞くとその手法の基本的なところは大きく変わってはいないらしい。

当時は何事も手探りの時代で、統計的な手法もあまり教わる手段もなく、大阪市内の本屋に行って関連の本を探し、理論はよくわからないながら、書いてあることを自分の課題に置き直して実践してみて考え込んだ気がする。
今振り返ればそのような時間的な余裕があった時代かもしれない。

若い人との間で昔話をするのは控え目がいいと思い、それに倣ったが、帰りの車の中でつい仕事の想い出が2~3、頭によぎってしまった。

当時は出口の無いような袋小路にはまりこんだ事も、時が経つと何故か懐かしい記憶に変わっている。
ある程度の年齢になると、時にはこういう昔話に浸る時間も心の栄養剤に成り得るかもしれない。

◎道の傍の水路に生えているこれは図鑑で見るとキンポウゲ科のケキツネノボタンだろうか?葉の形が微妙に違う気もする。
簡単と思っていた図鑑との照合もなかなか難しい!
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