宇陀市・室生でのゴルフと猪

昨日は定年後お世話になった会社の繋がりで奈良県宇陀市、女人高野・室生寺近くのゴルフ場で4人でプレーしてきた。年数回定期的に会えるのをとても楽しみにしている。

山が深い事もあり既にかなり紅葉が進行しており、またコースに立つ銀杏の黄色も鮮やかで季節を自分の目で実感する良い1日だった。

スコア前半46、後半43、トータル89で目標を最終ホールのパーで辛くも達成、嬉しい。

今週、宇陀市のゴルフ場に出掛ける事が頭にあるなかで朝日新聞歌壇欄に宇陀が入った短歌を見つけた。

「宇陀口の 肉屋うし源 猪の肉初入荷 猟期来たりし」津市の中山道治さんの作

最近猪が市街地に出てくるとのニュースがよく報じられているが、この猪、ゴルフ場にもよくやって来るようになり大概のゴルフ場は電気柵等で侵入防止を図っているがなかなか完全でなく、ひどい場合フェアウェイが掘り返されたりしているのを何回か見た。多分ミミズや野ネズミ狙いなのだろう。

もちろん昨日の宇陀市のゴルフ場も例外でなく特に山に接する辺りは厳重に電気柵が張られていた。野生動物と人間の共生は誠に難しい。

宇陀市に大和榛原牛をメインにする「うし源」の屋号を持つ肉の老舗があるらしい。ここに入荷した猪も時折ゴルフ場に来たのだろうか。

短歌の作者が猪肉を待ち望んでいた気持ちが真っ直ぐ伝わる。待ちに待ったぼたん鍋は美味しかったに違いない。