10月22日のこの日記に吉永小百合さん、天海祐希さん主演の新作「最高の人生の見つけ方」を観に行った事を書いたが、この映画の撮影シーンも取り入れNHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀」で吉永小百合さん編が放送された。録画して置いたものの時間がなく昨日ようやく見ることが出来た。
私達が若い時分の青春映画は日活は吉永小百合さん、松竹は倍賞千恵子さんが決まりで記憶に残っているが、今も吉永さんの若々しさが感じられるのは不思議な程である。
始めて知ったが父の事業の失敗で貧しい家族のために14才で映画デビュー、働く人に扮した演技もたくさん見たが自らも労働者だったとは。
水泳で体を維持されているのは以前から有名だったが今回の、ジムに通いバーベルを持ってスクワットする姿はまさに白鳥が外から見えない水中で必死に水掻きをしている様を思わせ感動した。
真面目に誠実に番組関係者と向き合い話す姿や撮影の合間、次の場面迄じっと立って待ち続ける姿、同じシーンセリフを黙々と繰り返す姿は華やかなスターとは全く別の人間を見せてくれている。
74才の日々努力を重ねる人物像は70才の私への叱咤激励にも映る。
吉永さんの映像を見ると何故かついいつも娘の顔を思い浮かべてしまう癖がある。
