ゴルフへ行った日は毎日の日課の内、新聞だけは翌日に見ることになる。
その遅れた日経新聞の紙面で毎週掲載の読者短歌投稿欄を見ていると、季節外れだが私の好きな唱歌「早春賦」に関わる短歌が選ばれ載っていた。
吹田市 鈴木 基充 さんの作品
『旅を来て偶然知りぬ「早春賦」の
生まれし里はこの安曇野(あずみの)と』
鈴木さんの短歌の通り「早春賦」は作詞者・吉丸一昌氏が長野県安曇野(あずみの)を訪れた際にその早春の情景を歌ったものである。
近くにはこの歌の歌碑が立つらしいが、旅に出て自分の好きな歌のゆかりを知るのは、それなりの感慨があるに違いない。
早春賦は一番から三番まであるが取り敢えず私が最も好きな三番の歌詞を記すと
♪︎♪︎春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の想いを
如何にせよとのこの頃か
如何にせよとのこの頃か♪︎♪︎
作曲は中田章氏、
詩の全体に春の訪れが遅い地方の、春を待つ心が満ちている。
私は農家の生まれなので勝手に解釈しているのだが、特に上記の3番は北国の農民の雪どけや春を待ち焦がれる気持ちが切実に伝わるような気がしている。
以前NHKの「新日本風土記」という番組でも解説していたが、雪国の農家では春先にもみ殻を焼いたりした灰を田畑に撒く、灰や炭が日光を吸収して雪どけを早めてくれる。
まだ歌ったことがないこの歌をカラオケで一度チャレンジしたいのだが、この時節柄何時になるのだろうか?
大阪はまた緊急事態宣言発令。
同級生が同窓会の開催を待っている。
◎最近この花をよく見かけるのだが名前がわからない。