喫茶店サンマルクに行きいつものチョコクロワッサンとコーヒーを頼み、雑誌コーナーで読みたい経済関係の雑誌を探すも全く無い。朝なのでそんなに読む人が居るようには見えないのにと思いつつ他を探すも適当なものが見当たらず女性誌(?)「クロワッサン」を手に取った。負け惜しみでチョコレートクロワッサンにクロワッサンでちょうどいいやと思いつつ。
中で「わたし流の生き方」女優松坂慶子さんの記事が良かった。
松坂慶子さんは1952年生まれとのことで私の方が3歳の年長らしい。
私のイメージは映画ではやはり「蒲田行進曲」の小夏役 もう40年位前? 可憐そのもの、共演の風間杜夫、平田満さんと唄っていた蒲田行進曲の歌も心が浮き立つような調子でとてもよく、また映画のエンディングシーンも演技と撮影が突然混在し意表をついて長く記憶に残った。
歌ではなんと言っても「愛の水中花」妖艶な網タイツ姿で唄うのが定番だった。
しばらくしてあまり見かけなくなっていたが結婚してニューヨークで約7年暮らしていたと書いてあり途中見かけなかった事に納得した。
結婚前の時期に映画監督の小栗康平さん(5月22日のこの日記に「泥の河」の題で書いた)から初対面で
「今までと変わる時期に来ているんじゃないですか」
「役は自分のなかから作りなさい、自分の人生をちゃんと生きてください」
と言われこれが現在の、テレビ小説「まんぷく」の母親役や大河ドラマ「西郷どん」の母親役など歳を重ねた演技に生きてきているらしい。
若さで勝負していた時から歳を経るとどう変わるか、この課題は役者だけでなく全ての人に共通のものだがやはり個人の持つ内面の力、総合力が試されるのだろう。
若いときの松坂慶子さんは美しさが前面に出てたように思うが今は少し重量感もあり内面も含めた魅力がカバーしている。