私もこれまで相当な数の映画を観てきた気がするが、その中で何十年経っても心に残っている言葉がある。
思い立ったときに書いておきたい。
日本映画篇
①黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」で敵方だった藤田進さん演じる侍が三船敏郎が仕える姫の資質に感じて言う、
「将に将たる器、大事にせい」
更に、味方に転じるときの台詞、
「裏切り御免!」
・今の主人の仕打ちへの不満、これからへの希望などが短い言葉に全て凝縮して表現されている。
②深作欣二監督の「仁義なき戦い」で松方弘樹さん演じるヤクザが親分役の金子信雄さんに向かって言う台詞、
「御輿が勝手に歩ける言うんなら歩いてみいや、おおー」
・子分が親分に反抗した時にこれ以上適切な表現は無い気がする。これは色々な下克上で使える。
③小栗康平監督の「泥の河」で、主人公の少年の友達の母親役で売春で身を立てる加賀まりこさんが主人公の少年に向けて言う「おばちゃんなあー何もかも嫌になってしもうったんよー」
・今も耳に残っているが、哀しみや辛さが凝縮されたような、あの加賀まりこさんから発せられた事と相俟って、心の隅にいつまでも残る台詞である。
④山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズで寅さんが家族やタコ社長等から責められたり、文句を言われたりしてとらやを出ていくことになる前段で寅さんが反論して言う、
「それを言っちゃあ お仕舞いよ」
・後々の和解の余地を残し、決定的な亀裂は避けられている家族や友人間での喧嘩に最適な使える言葉?。
◎鴨の親子に再会、6匹の子鴨は全員無事育っているようでまた一廻り大きくなり食欲旺盛。
母鴨はいつも小鴨にぴったり寄り添っているが少し離れて父親らしき鴨が付き添っている。
しばらく見ていると別の鴨が近付いた来たが、間髪を入れず母鴨と父鴨が一緒になって例の声「ガアガアー」とがなり立てて追い払ってしまった。親のちからは凄い!
6匹元気
離れているのが父鴨?
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