東京大衆歌謡楽団

どうも私の歌の好みの傾向は昭和、戦前戦後を通じての歌謡曲にあるようだ。「中島みゆき」さんの曲や「人生の扉」もいいと思うのだが、「長崎物語」「誰か故郷を想わざる」「帰り船」などを聞くと身内の奥に響く気がする。

約1年位前、Youtubeを見ていたときに「東京大衆歌謡楽団」にヒットしてしまった。

街頭で演奏会をしているおっさん集団という初めの感じだったが最近は兄弟中心に演奏、歌うようになっているらしく都会的な雰囲気も出て来た。

Youtubeを検索すると、とにかく最初から終わりまで昭和歌謡曲のオンパレードで聴衆はさすがにおじさんおばさんばかりが目につき、私も一員かと思うとかなり複雑な心境で抵抗感もあるが仕方がない。

「サーカスの唄」「旅の夜風」「蘇州夜曲」「涙の渡り鳥」など  カラオケで私も歌いたいが、歌ったら古すぎて周りから石でも投げられそうなものばかりである。

境内や街頭で演奏、歌って帽子や箱にチップ形式でお金を入れて貰う古いスタイルばかりだと思っていたが最近では都市ホール等で入場料付き演奏会もやっているらしい。

兄弟の名がボーカル長男高島孝太郎、アコーディオン次男雄次郎、ウッドベース3男龍三郎、バンジョー4男圭四郎、で太郎、次郎、三郎、四郎が昔風に並んでいる。

この先、社会の高齢化を受けてひょっとして紅白歌合戦にメジャーデビューを果たすのではないかと密かに思っている。