昨日は午前中に久しぶりの打放し練習場行きで多少疲れもあり、午後はゆっくりしようと思いYouTubeを開けて古い歌を探したところ、フーテンの寅さん・渥美清さんの「遠くへ行きたい」にめぐり当たってしまった。
「未知との遭遇」である。
この頃のYouTubeはアルゴリズムの中身までは知るよしもないが、私の歌の好みをいつもよくわかっているように黙って表示してくる。有り難いがちょっと恐い気もする。
最初にオリジナルだろうか? 渥美さんらしい抑揚でナレーションが入る。
「どっか行きたい
でもどこ行ってもすぐ飽きちゃうんだな
こんなこと言って歳とっていっちゃうんだ」
続いて歌が流れる
♪︎♪︎知らない街を歩いてみたいーーーーー♪︎♪︎
「遠くへ行きたい」は昭和の時代、旅番組の冒頭これも懐かしいジェリー藤尾さんが歌っていたような。
いいな!と思いこれに味をしめて渥美さんが唄う曲を検索すると、出てくる出てくる。
「人生の並木道」
♪︎♪︎泣くな妹よ妹よ泣くな♪︎♪︎
「泣いてたまるか」
♪︎♪︎そらが泣いたら雨になる
俺が泣いても何にも出ない♪︎♪︎
「裏町人生」
♪︎♪︎暗い浮世のこの裏町を♪︎♪︎
「男はつらいよ」
♪︎♪︎俺がいたんじゃお嫁に行けぬー
わかっちゃいるんだ妹よ♪︎♪︎
おまけに「赤トンボ」「叱られて」「浜辺の歌」の唱歌もある。
聞いていて渥美さんはおじさん世代の歌い方の基本を教えてくれているような気がしてくる。
低い調子でひたすらゆっくり語るように唄っている。
私のような「オンチおじさん」に唄う極意を教えてもらったような気がしたが、残念ながらこのコロナウイルスの状況ではカラオケに行って極意を活用するのは当面夢のまた夢だろう。
早く同窓会が出来るようになって欲しいものだ。
◎大きな蝶が庭のカオリバンマツリの蜜を吸いにやって来た。
カオリバンマツリの小さな花