スポヂカラ!温泉街が育むなでしこたち 女子サッカー 岡山湯郷Belle

2011年のサッカー女子W杯でのなでしこジャパンの優勝は、今まで色々なスポーツ競技を観た中でも特筆されるもののひとつだった。

特に決勝のアメリカ戦で1点先行されて宮間あや選手のゴールで追い付き、更に1点先行され土壇場で宮間選手のコーナーキック澤穂希選手がゴール、同点でのPK戦を競り勝った流れは作られたサクセスストーリーのような気がした。

当時なでしこジャパンの中心選手であった宮間選手が所属したチームが「岡山湯郷ベル」で、私は娘や孫が岡山に住んでいたことや、サッカーにひたむきな宮間選手のファンだったので湯郷ベルを応援していた。

しかしあのW杯に優勝した時期を境に女子サッカーの人気が徐々に低下、トラブルの噂もあるなかで宮間選手が湯郷ベルを退団、湯郷ベルも一気に成績が降下、宮間さんも湯郷ベルも殆ど情報が消えてしまっていた。

そんな中いつものルーチンで録画する番組をサーチしているとNHKのスポーツ番組・スポヂカラ!で湯郷ベルの名前を見つけ、半信半疑ながら取り敢えずのつもりで録画しておいた。

再生してみるとのっけから現在の元気そうな宮間あやさんがゲストで出席されており、湯郷ベルが再生に向けて動き出していることが映し出され嬉しい出逢いとなった。

低迷から脱け出すべく新たなゼネラルマネジャーを迎え、地域の美作(みまさか)市、湯郷温泉街(温泉女将会)、等と連携し、新しいメンバーも加入して動き始めた様子が人間模様、人々の繋がりなどと共に語られた。

この人々との繋がりのなかに当然宮間さんも加わっている。

今年の湯郷ベルなでしこリーグ二部の3位で善戦したものの、2位までに与えられる一部昇格は成らなかった。しかし前年に比べると明らかな実力向上がみられ、街の人々が期待しているのを感じさせる映像であった。

私は宮間さんが女子サッカーの指導者として帰り咲くのを期待しているのだが、その手始めに湯郷ベルを率いて日本一にチャレンジするのも悪くないなと番組を観ながら思ってしまった。今後の湯郷ベルの活躍を期待している。

🔘今日の一句

 

夜半の冬関空此処にと灯をかざす

 

🔘施設玄関先のヤツデ