勝負の一年②畑岡奈紗選手と鈴木愛選手

3月9日の日記の続きだが、畑岡選手が現時点で日本の女子プロゴルファー実力No1であることは疑いないだろう。

マチュアで日本女子オープンを制してプロ転向、そのまますぐに単身渡米、アメリカツアーに飛び込んだ姿は、往年のアメリカツアー賞金王で私達世代の憧れだった岡本綾子さんとどうしてもダブって見える。

現時点で既に米国で3勝をあげているがプロ転向後渡米時に、5年以内のメジャーでの優勝を目標に挙げていたが、スポット参戦の渋野選手にあっさりと先を越され「悔しかった、自分も頑張らなければと強く思った」と語る言葉が印象的で畑岡選手なら、岡本さんでも成し遂げられなかった夢を渋野選手に続いてきっと達成してくれるような気がする。

好きな言葉は「初志貫徹」らしいが東京オリンピックで金メダルと言う初志を彼女なら貫徹するかもしれない。

鈴木愛選手は昨年の日本の賞金女王で特にパターのうまさは定評がありデータで見てもパット数が日本のNo1となっている。

実は私も彼女が以前のゴルフ雑誌で語っていた、パターは左手8、右手2の強さで握ると言うのを練習しておりこれで何とか泥沼から抜け出せないか特訓中である。

彼女が「居残りの愛」と呼ばれているのを番組ではじめて知ったがやはり強い人には見えないところで努力を続ける、水鳥の水掻きに似た行動が必ず伴っている。

彼女の番組中の言葉で「何で練習量が自分より少ない人に負けるのか、練習してない人に負けると腹が立つ」誰より多くの練習実績があるからこそ出てくる本音だろう。

然しマイナス面を敢えて言わして貰うと、あのミスショットをした後のふて腐れたような態度と表情は、悔しい気持ちが出ているのだろうが、もう少し何とかならないものか。

東京オリンピックへの勝負の一年、畑岡、渋野、鈴木3選手で金、銀、銅メダルの独占と言うのは夢だろうか。