放談会(11月延期分)・ジェンダー

昨日は本来11月に実施予定であった施設有志参加の放談会が遅れて実施され、男女合計5名の出席でテーマはジェンダー(社会的性差)。

世界経済フオーラムが男女格差を算出する2023年の日本のジェンダーギャップ指数は、総合指数で過去最低の全146ヵ国中125位、個別に比較される経済、政治、教育、保健の4分野の中でも特に経済(収入格差、管理職の男女比など)が123位、政治(意志決定機関への参画比など)が138位と全体を押し下げている。

こういうなかでこのギャップを少なくするための前提として、ギャップが生じる歴史的背景、指数で見て男女格差が少ない北欧や各国との違いなどが話題の糸口になった。

特に日本的特徴である男女の役割分担という考え方、長時間労働、男性優位の固定観念、らしさを求める教育、女性の正規雇用を妨げる出産子育てへの理解不足等々が俎上に上った。

また改善へ向けた対応として、議員や企業の役員の女性の割合を強制的に一定以上に義務付けるクオータ制の検討、IT化や人口知能の活用による生産性の向上による労働時間短縮や同一労働同一賃金の普及等々も話題になった。

なかなか一朝一夕に進む課題ではなく地道な活動が不可欠だろうと思われるが、個人的な考えで云えば、政治や経済で傑出した女性指導者が出て実績を挙げれば、(または出るように持っていくことが出来れば)事態は一気に前へ進むような気もしている。

2時間勉強をさせて貰った。

🔘今日の一句

 

クリスマス飾りが急かす胸の内

 

🔘施設介護棟の庭、イソギク