この日記にふるさとの方言を書いたら、コメントがあり「遊ぼう」、「遊ぼうやー」が出て来て、懐かしい子供の頃親しんだ言葉からふるさと山口県の詩人「金子みすゞ」がすぐに頭に浮かんだ。
以前、私の郷里厚狭からJR美祢線で北上した日本海に面する港町、長門市仙崎にある 金子みすゞ記念館にも行ったことがあり、生涯や詩作の経緯を知ることが出来た。
中でも好きな詩はあの「遊ぼう」の言葉も含んだ次の詩。
<こだまでしょうか>
「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
そうして、あとでさみしくなって、
「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
*長州・山口県というとすぐに維新の志士等の硬派イメージが先行するが、それとはまた別にこのような詩人も長州人の一人である。