12月句会

昨日は今年最後12月の句会で13人の出席があった。前月は同窓会と重なり欠席したので久しぶりの雰囲気を味わった気がしている。

私は毎日のブログのなかから選んで次の五句を出した。

①時過ぎて同胞(はらから)想う初時雨

 

芭蕉句を読経が包む冬御堂

 

③七十路のセーター緑眩しくて

 

④鴨母子シンクロの如(ごと)餌を食み

 

⑤朝ぼらけ冬の帽子の被り初め

 

結果は②の句が最も評価が高く、ひとりの方に特選を、あと三人の方に並選に入れて貰った。

また①と④の句それぞれに一人づつ並選に入れて貰った。

②の句は用事で大阪の浄土真宗大谷派難波別院・南御堂に行った際芭蕉の句碑「旅に病でゆめは枯野をかけまはる」に出逢ったことを詠んだもので特選を頂いたのは素直に嬉しい。

私が特選句に選んだのは

 

冬帽子赤ラシャまぶし空青し

 

語感と色の対比が上手く表現されているように感じて選んだ。

🔘来月の兼題は初詣、(初参、初社、初籤)

🔘俳句サークルに入会し早1年半になろうとしている。沢山詠むことが上達のコツと入門書に書いてあったので実践してきたつもりだが、句会の評価は別にして、自己分析では壁にぶち当たっているような気がしている。

色々目や耳にする秀作と比べると、どうしても目前のことを言葉にするのが精一杯で、奥行きや拡がりが足らないのを自覚している。

何と云ってもまだ初心者であり焦りは禁物と思うものの、壁をどう越えるか来年は正念場かも知れない。

🔘今日の一句

 

句会終え十七迷路待つ師走

 

🔘施設介護棟屋上庭園、アリッサム