9月句会の嬉しい結果

昨日は私にとって入会後2度目になる俳句サークル・9月の例会、11名の参加であった。

いつものとおりの手順で全員が7句ずつ無記名で短冊に書いて提出、それを分担して清書した後全員に回附、全てのなかから各人が自分の気に入った句を7句選んで読み上げると共に、その内の一句を特選句とするシステムである。

ここに来てようやくこの流れが理解できたような気がしている。

私は前回の句会8月4日以降にこのブログに書いてきたもののなかから次の7句を提出した。

①【古文書の 疑問解けたり 西瓜食(は)む】

②【開戦の 何故を思いて 長崎忌】

③【病葉(わくらば)に 朝のひかりは 容赦なく】

④【鳴く声に 知るや終わりを 法師蝉】

⑤【黄河には 星生む地あり 天の川】

⑥【今様の 石塔増えて 墓参】

⑦【団栗の 背丈比べる 朔(さく)の朝】

今回、私にとって誠に望外の結果で、①、③、④の三句が3人の方からの特選句に選ばれた。
おまけに⑦を除く六句が選句として読み上げられ、特に①は3人から②と④は2人から選句対象として読み上げられた。

①は今読み進めているふるさとの「厚狭毛利家代官所日記」に記録されている内容で、ずっと理解できなかった播磨国竜野藩・脇坂家と長府毛利家との繋がりがようやく解ったときの句で、私自身も気に入っていた句で二重に嬉しい。

ビギナーズラックという言葉があるがこれを励みにまた少しずつ作って行こうと思っている。

ところで私が選んだ特選句は

【悪妻に 徹して凌ぐ 残暑かな】

で、悪妻に「天晴れ(あっぱれ)!」マークを付けたいと思った次第です。
誰か「喝!」ではないかと言う声もあったが私ではありません。

🔘昨日は台風11号の影響で風が強く、海上を見るとここに引っ越してから初めて見るような浪が立っているのが見てとれた。
朝からいつもの漁船の姿なく、更に通常に比べ極端に船の航行が少ない中、荒れた海を黙々と走る貨物船があった。

【漁(いさ)り船 影見ぬ朝は 南風(はえ)来たる】

【野分け来(き)ぬ 何ぞ荒海 船一艘】