元職場の同僚との会合/吾亦紅(ワレモコウ)

昨日は定年まで勤務していた会社の元同僚二人と計三人で、久し振りの情報交換飲み会で大阪天王寺へ行ってきた。

一人は年下、もうお一人が年上で私が年齢的に中間に当たるが、ある時期同じ商品を担当して切磋琢磨した仲になる。

天王寺には大阪に住んでいた頃何度か通った安くて美味しい魚屋さんの営む居酒屋があり、当初ここでの昼飲みを目当てにしていたが、開店時間の11時半に行くと既に長蛇の列で、これは時間がロスすると相談の上近くの初めての居酒屋で我慢することになった。

狙いの居酒屋に比べると点数は多少落ちるかも知れないが合格点で魚、肉、サラダとバランス良く、アルコール類と併せて注文出来たと思っている。

話題は概ね以下の内容だったと思うが、何やら高齢者が話す定番の内容が並んでいるようで振り返ってみて少し反省している。

・現在の生活状況、過ごし方(高齢者の定番)

・健康問題あれこれ、先々への対応(同)

・旧の会社の現況(何時になっても気になる)

・職場の思い出やその頃の反省点

・大阪と神戸の違い

・多様性やジェンダー  etc

帰りには駅構内の喫茶店でコーヒー付きの仕上げの会話をして再会を約して帰宅した。

真夏日の昼間で条件的に厳しかったが、コロナのこともありかなり間の空いた再会で、互いの様子を知ることが出来気持ちの上でも前向きになれる良い会合だった。

今回大阪駅から天王寺駅迄JR大阪環状線に久し振りに乗ったが、車両が新しくなり駅ホームの乗車待ち位置の表示なども分かりやすくなっている。

これは此で良いことだが地方ローカル線との大きな落差をついつい感じてしまった。やはり定期的に外へ出て変化を肌で感じることの大切さが良くわかった。

🔘一日一句

 

昔日の辛苦は甘しビール酌む

 

🔘介護棟の庭にひっそりと咲くワレモコウ・吾亦紅

「吾亦紅」という「すぎもとまさと」さんの歌がありこの花をモチーフにしていて、同級生の一人が同期会でよく歌っていた。

花の名前の由来は諸説あるらしいが「吾亦紅」という漢字から解釈すると、神が赤い花を集めていた時、「吾れも亦(また)紅(あか)なり」と申し出たという説に賛成したくなる。自分も紅色と申し出る必要があるような微妙な花の色をしている。