映画「レッドオクトーバーを追え」

1990年のアメリカ映画「レッドオクトーバーを追え」が民放BSで放送されたのを録画してようやく観終わった。

録画していたのをしばらくそのままにしていたが、観始めると止まらずに一気に最後まで観てしまった。それほど私にとって面白く余韻を残す映画だった。

ストーリーがとても良く出来ていて、原作が政治や軍事に関連したサスペンス小説で世界に知られたトム・クランシー、監督はダイハードなどのジョン・マクテイアナン、

ソ連の海軍大佐で新開発の消音推進装置・キャタピラーを持ち、敵に探知されない最新鋭原子力潜水艦艦長役がショーン・コネリーで、この艦長がソ連の体制に疑問を抱き部下の将校を語らい潜水艦ごとアメリカへ亡命しようとするのがメインストーリーになっている。

これにこの艦長の動きを予測するCIA分析官や米国原子力潜水艦のチーム、亡命を阻止しようとするソ連政府の動きや潜水艦内部の反対派、更には米ソ両国の外交的駆け引きが絡んでハラハラドキドキが連続する。

結末の描写はネタバレになってしまうのでこの辺りで。

個人的には米国原子力潜水艦の艦長役スコット・グレンの演技がまさに艦長に相応しい智力と胆力を見せて素晴らしいと思ったのだが。

映画の題にもなっている潜水艦の名前・レッドオクトーバーは「赤い10月」であり1917年のソビエト10月革命から採られたのは間違いないと思われ、1991年のソ連崩壊の歴史を目の当たりにした世代としては、映画が作られた時期と云い題名と云い、何か図ったように上手く出来ているとしか云いようがない。

おまけに現在のロシアとウクライナの情勢が観ている間頭の中を交錯する。

 

【ドーナツの 素朴な甘さ 咳ひとつ】

 

【爽やかに 働く少女 年の暮れ】

 

🔘健康公園のウオーキングクラブ・四国八十八ヶ所巡りも、ようやく2枚目カードが終了して3枚目を発行してもらった。

カードでは第三十番札所・土佐善楽寺に差し掛かったところで距離にして488km歩いた事になる。まだまだ先は長い。