映画「アンタッチャブル」

NHKBSプレミアムで放送された1987年の映画「アンタッチャブル」を録画したままだったがようやく観ることが出来た。

英語の「untochyable・アンタッチャブル 」には色々複雑な意味合いがあるが、米国ではFBIなどの職員で賄賂や圧力に屈しない人を指す場合があり、今回の映画では禁酒法が施行されていた時代の財務省職員のことを云っている。

米国ではキリスト教的な思考から1922年~1933年にかけて禁酒法が施行されたが、社会の実態と相容れない面があり、酒の密造、密輸が横行し多くの場合ギャングが絡んでいた。

その傾向はシカゴ市で最も顕著で、有名なギャングのボス、アル・カポネ等によって市の組織と癒着し、取り締まりも骨抜き状態になっていたとされる。

この映画ではこのシカゴ市の状況を打開するため送り込まれた財務省の特別捜査官・エリオット・ネスとその部下となって働く3人、総勢4人のアンタッチャブル達の組織との壮絶な闘いが描かれる。

米国の英雄の一人エリオット・ネスの自伝が原作らしいが部下2人がギャングの銃撃で死亡する等々のアクションシーンは凄まじいものがある。

主役のエリオット・ネスがケビン・コスナー、最初の部下で機関銃で殺害されるのがショーン・コネリーアル・カポネ役がロバート・デ・ニーロ等そうそうたるメンバーが出演しているが、私が良いな!と思ったのは残りの部下2人
・カポネの脱税を解明するーーチャールズ・マーチン
・銃の名手でボスの窮地を救うーーアンディ・ガルシア
また敵役ながら殺し屋役のビリー・ドラゴは怖すぎる。

このくらいにしておかないとネタバレになってしまいそうだが、無料で観るには勿体ない面白い映画になっている。

◎歩きの途中「防災センター」に咲くこの花はマリーゴールドと思うのだが。
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