小学校の音楽の授業がトラウマになり歌を唄うことはずっと避けてきたが定年後友達に勧められ少しずつカラオケでも唄う様になってきた。
歌を選ぶ場合リズム感やメロディーに全く自信がないので歌詞をみて気に入ったものを原則覚えようとしている。
時折面白く感じるユニークな歌詞に出会うと嬉しくなる。
①南国土佐を後にして…ペギー葉山
2番:見ませ見せましょ浦戸をあけて月の名所は桂浜
土佐の浦戸湾と裏の戸を掛けて歌に遊びを取り入れているのが素晴らしい。
②窓ガラス…研ナオコ
1番:それよりも雨雲が気にかかるふりであたしは窓のガラスで涙とめる
中島みゆきさんしか書けない!心の辛さを人に見せたくない気持ちがグサリとくる。
③裏町酒場…美空ひばり
3番:箸の袋に別れ文字書いて残してどこ行った
箸の袋にメモを書くことは誰にもありすごくリアリティーを感じ酒場の情景が浮かぶ。
④釜ヶ崎人情…三音英次
3番:七分五厘で生きられる人はスラムというけれど
腹八分より少なくても生きられるという気概と生命力が伝わってくる。
⑤島育ち…田端義夫
3番:沖の立神や沖の立神やまた片瀬波
神無月に出雲に行く神を旅立つ人に例え、片瀬波で片想いを表現し故き日本を感じる。
4番:夜なべおさおさ織る筬(おさ)の音
がんばって夜なべするおさおさと機織り機の筬を掛けて語感に健気さが滲み出ている。
⑥石狩挽歌…北原ミレイ
1番:~ 沖を通るは笠戸丸 ~
ここで突然船の名前が出てくる不思議、よく分からないながら何故か考えさせられる。
*思い出すままに書き出したが今回はこのくらいで。然し懐メロばかりです。