ムーランルージュ

朝から歩いていつものコメダ珈琲店。手に取った「週刊新潮」の巻頭グラビアに[MoulinRouge・ムーランルージュ130周年]との題で踊り子や看板の「赤い風車」の写真が掲載されていた。

このフランス語ムーランルージュ「赤い風車」には特別な想いがある。

言わずと知れたパリにある有名なキャバレーであるが私の好きな懐メロ「カスバの女」に赤い風車の踊り子として歌われている。この歌の作詞者は誰なのか知らないが現代史の色々な側面を上手く詞に織り込んでいるように感じる。

「明日はチェニスかモロッコか♪」…アルジェリアを始めとする北アフリカはフランスの植民地からの独立戦争で私が子供の頃のニュースの定番であった。

外人部隊の白い服♪」…ナポレオン以来外人部隊はフランスの軍隊の特徴のひとつであるが北アフリカの動乱やベトナムで有名になった。特に身近なベトナムではフランスからの独立を目指した第一次ベトナム戦争でフランスが築いたデイエンビエンフーの要塞の守備部隊の主役が外人部隊。これをグエンザップ将軍のベトミン軍が攻略した事が勝利の決め手となった。

週刊誌から色々な思い出につながりコーヒー代が安く感じる。

次のカラオケでは「カスバの女」を歌います。