「世界遺産いただきます 大運河と美食の旅」

★約10日間中断していましたが今日から再開したいと思います。毎日の更新には拘らずボチボチと書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

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NHKBSプレミアムで放送された「世界遺産いただきます  大運河と美食の旅」を長い間録画したままにしていたがこのブログを中断中にようやく観ることが出来た。

世界遺産に登録されている中国の京杭大運河(けいこう大運河)を、日本人の退職した父親(声:伊武雅刀)と料理研究家の娘(声:山田真歩)が一緒に旅をして運河を理解すると共に、流域各地方の名物料理を土地のシェフに頼んで味わって行くという趣向になっている。

以前このブログで運河の終点に当たる北京の什刹海(シーチャ-ハイ)を紹介する際にこの大運河に触れたことがある。

地図を見るとよく分かるが中国の河川は黄河、長江(揚子江)など何れも西から東に流れて海に至る。古い時代陸運に比べ舟運は極めて利便なものであったが、南北の通路がなく政治の中心であった北と物資の豊かな南を結ぶ動脈として運河が計画され、隋を始めとする歴代王朝が実行して完成した。

この大運河は京杭(けいこう)大運河と呼ばれることが多いが、これは中心をなすのが北京から江南の杭州までで、全長2000km以上といわれ途中黄河や長江などの大河川を越えて行く事になる。

私はもちろん全体を旅したことはないが、北京、蘇州、杭州でその一部を見たが周囲には水郷として観光化されているところも多い。

番組では南から北への元の時代に完成したルートで日本の遣唐使などにゆかりがあり私も訪れたことのある浙江省・寧波(にんぽー)から北京を目指す。

映像は空からドローンを多用し、運河を紹介するアプリからは周辺各都市が紹介され見応えのあるものになっている。

もう一方の番組の目玉が各地の名物料理を紹介する部分でこれが題名の由来になっているのだが、素材や調理手順が各地の名物シェフの手によって紹介されていく。

運河は灌漑や漁業にも役に立ち、南から北に行くにつれ明らかに運河の周りの家並みや景色が変わっていく様は上海駐在時代を思い出し非常に懐かしく、また万里の長城と併せ中国という大国の歴史の底力を充分感じさせる120分であった。

 

【玉葱が折れ伏し迎へ淡路旅】

 

🔘近くの花壇のゴデチア