昨日は今年最後の山歩きで、トータル3回目になる旗振山へ行ってきた。
今回も新しいルートを開拓しようと思い、今までの鉢伏山(はちぶせやま)~旗振山(はたふりやま)に登って反転するルートから、旗振山から引き返さず鉄拐山(てっかいさん)迄脚を延ばそうと考えた。
🔘ベランダから見る右手円形の展望台が見えるのが鉢伏山、中央の電波塔が立つのが旗振山、左手のこぶのように盛り上がっている山が鉄拐山。
スタートは今までと同じ山陽電鉄・須磨浦公園駅からだが、ついつい新しい道はないかと思ってしまい従来より傾斜のきつい道を選択、途中でしまったと思ったものの後の祭で、今まで以上に途中休憩を入れる羽目に。
ロープウェイの山上駅とも重なる鉢伏山から展望台を経て旗振山へ、年末にかかわらず山頂の旗振茶屋はオープンしていたが、食べるものはカップヌードルだけと分かっているのでパスしてそのまま鉄拐山へ、初めての頂上から西を見ると朝出てきた自分の住む施設が小さく見えたのには少し感動した。
たまたま頂上で出逢った方に、北の高倉台に降りようと思っていることを伝えると、それより一の谷から須磨駅に行きそこから垂水に帰るほうが便利だと教えられ、その通りに降りて新しいルートが開拓出来た。
行きも帰りもやはり若い人には追い越されてしまうが残念ながらやむを得ない。
施設を8時半のバスで出て昼食、珈琲ブレークを含めて2時に無事に帰着、今年の締め括りが出来たような気がしてとても良かった。
🔘鉢伏山展望台から見る須磨浦海岸と山頂の回転展望台
🔘鉢伏山から旗振山への道
🔘旗振山山頂の茶店や、旧国境(くにざかい)表示
🔘旗振山から鉄拐山への道、落ち葉が敷き詰められて滑り易くなっている。
🔘鉄拐山頂とそこから私が住んでいる14階建ての施設が見えた。
🔘鉄拐山から一の谷への下山道、急な下りに落ち葉が重なり滑りやすい。一の谷から須磨駅は住宅地を抜ける。
【煤(すす)逃げし 山より見ゆる 吾が住まい】
【山歩き 息白くして 一休み】
🔘鉄拐山のことなど
①神戸市の資料などを読むと、名前の由来は、猟師が山へ入り鹿や猪を獲るため罠である「鉄かせ」を仕掛けたという言い伝えによるらしいが「かせ」は本来「枷」と書くのでどうなのだろうか?
②源平の「一の谷合戦」の折り、谷に陣を敷いた平家めがけて駆け降りた源義経率いる軍勢は、この山の南東斜面を下ったとされる説が有力で、今回私が降りた道筋はほぼ山の南東に当たり図らずも義経弁慶と同じルートだったのかも知れない。