「第九」を鑑賞してきた

子供の頃から音楽は苦手の科目で音痴を自覚してきた。友人との付き合いのなかでカラオケを知り、下手でも面白いと思い始めいくつか持ち歌も出来た。

しかし交響曲はもちろん理解の外で、ベートーベンの第九交響曲は年末のニュースで何時も出てきて、合唱が付いている位しか知識の持ち合わせがなかった。

そんな状況のなか施設の同じ入居者の方から、ご家族が合唱団に参加されている縁もありチケットを頂き、関西フィルハーモニー管弦楽団と神戸フロイデ合唱団共演の第九交響曲公演に家内と出掛けてきた。

会場は西宮にある県立芸術文化センター、阪神淡路大震災の復興事業の一つで舞台芸術を対象に公演がされているらしく、設立が平成14年なので建物も新しい。もちろん西宮へ行くのも初めてである。

会場夜景

事前勉強すると

「第九」はベートーベンが9番目に書いた交響曲で最後のものにもなる。当時ベートーベンは既に全く耳が聴こえてなかった。

・第九の最大の特徴は第4楽章に歌が入ることでここで歌われるのが詩人・シラー作詞の「歓喜の歌」「全ての人々が兄弟になる」という博愛の精神が込められ、様々な日本語訳で歌われることもあるらしい。

🔘初めてなので鑑賞したとはおこがましい気もするが感じたことは、

・最前列の席で耳に響くかと思ったが音が大きい割に耳にすんなり入ってくる。

・指揮者の運動能力がスゴイ

・あれだけの演奏者が一糸乱れず動く様や、音の始まりと終わりがピタリと決まるのはやはり専門家集団、練習量も半端でないのだろう。

・合唱もマスク付で少々気の毒にも思えるがそれでも揃って楽器に対抗出来ているのはさすが。

・独唱4人(ソプラノ・アルト・テノールバリトン)それぞれの声量には圧倒された。

・途中、中学校の音楽の授業で聴いたメロディーが出てきて懐かしさを感じてしまった。

とてもいい経験をさせてもらった気がしている。

 

【師走なり 初めて第九 聴く夕べ】

 

【歌の意味 知り得た第九 冬の月】