サッカーW杯は孫がサッカー好きなこともあり興味をもってフォローしているが、今回の対ドイツ対スペイン戦は、日本のサッカーもJリーグ創設30年でついにここまで来たかといささか感慨を覚えるところがある。
スペイン戦の決勝点になる2点目、三苫選手のライン際のアシストは最初の画像を見たときこれは駄目だなと勝手に解釈して諦めていた。
ところがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による判定で真上からの画像では僅かにボールはラインに掛かっていて有効と認められた。人間の目による判定では結果がどうなっていたか神のみぞ知るである。
このVARシステムはスタジアムに設置された12台の高性能カメラとボールに内蔵されたセンサーで構成され、データを3次元処理し機械判定に生かしたり、審判の確認用やTV放送映像に活用される。
日経新聞の記事によるとこのカメラや映像解析を担っているのがソニー傘下の英ホークアイ・イノベーションズとのことであり同社の技術はテニス、野球など他の競技にも広がりを見せている。
いわばサッカー日本代表は日本企業グループの技術に救われたわけである。
もともとソニーは画像センサーに強みがあり現在スマートフォンに使用される世界シェアは40%以上と思われるがソニーはシェア60%の目標を掲げて取り組んでいるとの記事を以前読んだ記憶がある。
私は今までカメラにはほとんど興味がなく素人で、それでもスマホのカメラ写真をブログなどに活用しているが、画像センサーの進歩のお陰で時々知人から写真がよく撮れていると言われるようになってきた。
焦点が合わなかったり手ブレしたりはしょっちゅうで、腕が上がったのではなく単に画像技術の進歩のお陰に与っているだけである。
私も従事していた日本の電機・電子産業の凋落は残念極まりないがソニーの画像技術には更に頑張って貰いたいと応援している。
【山茶花の 落ちた姿に 悲しみが】
🔘施設の庭の山茶花(さざんか)