「ちむどんどん」が終わってしまった

昨日で半年間続いたNHKの朝ドラ「ちむどんどん」が終わってしまった。長いような短いような半年だったが充分楽しませてもらった気がして感謝している。

沖縄を舞台にしたドラマとなるとどうしても本土とのかかわり合いから贖罪の気持ちが出てきてしまい、この「ちむどんどん」も例外でなく沖縄戦が一部のストーリーを構成していたものの、ドラマ全体や主人公の明るさに救われて気が滅入るまでに至らず良かったと思っている。

それはそうとしても本土に暮らす人間は沖縄の歴史を決して忘れてはいけないように思う。

このドラマで番組途中に腹が立ってTVのスイッチを切ってしまおうと思ったことが何度かあるが、全て主人公暢子の兄・賢秀のお人好しから家族に迷惑をかけてしまうシーンで、正直もう観るのを止めようと思ったこともあった。

このドラマの場合は食べること、調理すること、特に生まれ育った沖縄の食材と料理になるが、自分が好きなことを自分で見出だし、それを実現するために故郷を出て奮闘するストーリーは胸をうつものがある。

福岡伸一さんの言葉だが、「好きなこと」はいつでも自分を励まして助けてくれる。

半年間欠かさず観てしまったのは、全然別の道ながら自分も故郷を出て自分なりの努力をしてきたことと少しばかり重なるところを垣間見せて貰っているせいもあるかもしれない。

また主人公の身体の弱い妹・歌子を通じて「椰子の実」や沖縄の歌の数々を聞けて本当に身に沁みて良かった気がしている。

ドラマの中でも一度出てきたが、私の歌うことが出来る沖縄の歌は唯一「安里屋(あさどや)ユンタ」であり次の同窓会までにカラオケ練習して唄おうと思っている。

最終回は長男、姉、暢子、妹それぞれの家族、孫まで集まった食事会での大団円、ハッピーエンドで後味がとても良かった。

🔘子供の頃ドングリは身近に有りすぎて考えることもなかったが、今公園でドングリが実を付けるブナ等を見ていると形や大きさ、成長成熟の早さ等千差万別であることがよく分かる。

そういえば子供の頃どんぐり独楽(こま)を作ったのは無意識のうちにずんぐりしたかたちのドングリを選んで作った記憶がある。

 

【団栗(どんぐり)を   独楽(こま)に遊んだ                                                                                  過ぎし日々】

 

・同じ日に撮ったドングリの色々の姿