5月から移り住んでいる施設の庭は結構広々として芝生や樹木、花などみどりに恵まれている。
その外縁部に3~5mの低木が3本あり、似たような赤と白の花を咲かせているのがベランダから見える。
これらの写真を撮っておこうと思い庭に出ると、たまたま庭に守り人のおじさんが居られ、花の名前を聞くと「芙蓉か木槿」で詳しくはネットで見て欲しいと言われた。
何でも施設開設以来植えられている樹で葉の違う2種類があるとの話だった。
私はこのブログで植物の写真を載せているが、実は全く植物音痴?で花や樹木の名前がほとんど分からない。現役時代を振り返ると当時は全く関心が無くその報いを受けている。
守り人のおじさんの言葉を頼りに調べて見ると、なるほどこの同一科目同一属、アオイ科フヨウ属に分類される2種であることが分かった。
私のレベルでの一番の見分けるポイントは葉で、芙蓉の方は大きく手のひらのような形、木槿は小さめで形に切れ込みが入る。
・左側が芙蓉、右が木槿の実物
この点を基準に3本の樹を見てみると、芙蓉の樹が赤い花と白い花の二本、木槿の白い花が一本あることが分かった。
・芙蓉の赤
つぼみ
・芙蓉の白
・木槿の白
🔘芙蓉も木槿も中国を含む東アジアの原産らしいが名前からして漢字圏で好まれそうな気がする。
つい気になって季語としてどうなのかを調べると両方とも秋の季語とされているらしい。二つを入れた場合季語が二つ入ることになり多分禁じ手なのだろう。
【園庭に 吾れ招く如(ごと) 木槿揺れ】
🔘どんな世界もそうで有るように花や植物の世界もなかなか深いものがあるらしい。