今週の歌壇、俳壇

◎今朝歩いていると大粒の雪が舞ってきてあわてて早く切り上げた。冬将軍の最後のあがきであればいいのだが。

毎週1度日経新聞に掲載される、読者が投稿する中から選ばれた短歌の歌壇、俳句の俳壇は楽しみに必ず見るようにしている。
自分自身は短歌も俳句も詠まないので、想像する範囲に限りがあり、どうしても自分に良く理解できる感情や語句についつい好みや興味が片寄ってしまう傾向がある。

今週掲載された短歌24首、俳句24首のなかから各1首、今の自分がとても共感できるものに出会った。

『いくばくか 本の代金 受け取りて
後悔少し 古書店に置く』
―――浜松 佐藤 一央 さん

・私も自分の本の始末をしたところだが、本好きにとって蔵書の始末をするのは非常に辛くて後ろめたい気がするのを実感した。
「後悔少し」という気持ちが良く理解できるし、それを古書店に置いてくるのがまたいい。

『厳寒や 日中読書 誕生日』
―――三田 池永 徹 さん

・ゴルフをする朝はいつもより早く起きなければならず冬も同じである。特に冬の朝は目覚ましに嫌々起こされながら
「ゴルフの約束などするのではなかった!家で本でも読んでいる方がよかった!」と思ってしまう。

実際にプレーを始めると面白くなるのが常の事ながら、寒い日に家で好きな本を読める事ほど幸せなことはない気がして、それが誕生日ならなおさらだろう。

◎鉢植えされているが菜の花に良く似ているようだが、先日教えてもらった桜草のような感じもある。
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