文化の日ゴルフと土師(はぜ・はじ)氏あれこれ

昨日はホームコースで「文化の日杯」競技がありいつものメンバーと2人でエントリーしたが、以前ご一緒したことのある「土師(はぜ)」さんが入られ3人のラウンドになった。

土師姓には興味があり2020、2、10のこのブログに「古代からの技術者木地師・土師・鋳物師」として書いたことがある。

土師氏の祖先伝承は「日本書紀」にあり、相撲の始祖と言われる「當麻蹴速(たいまのけはや)」を蹴り殺して勝利した「野見宿禰(のみのすくね)」と記される。

野見宿禰伝承に依れば、従来高位のものが亡くなるとその陵墓には生きたまま人を埋める風習があったが、第11代垂仁(すいにん)天皇の時代、皇后の死に際しその陵墓に人や馬を形どった埴輪(はにわ)を人間に替えて埋めることを提案して以後採用されたとある。

この事から野見宿禰は土部臣(はじのおみ)の称を許され土部氏→土師氏となり天皇の葬儀を司る役を代々受け継ぐことになる。

大阪藤井寺市には近鉄南大阪線土師ノ里駅があり、この地は世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群(もずふるいちこふんぐん)に隣接しており、ほぼ古墳群と同時期に成立した土師氏のムラ、更には築造拠点であったと言えるのだろう。

ゴルフの合間の土師さんのお話ではお住まいの堺市の同地域には同姓が沢山有るとのことで多分何らかの古代氏族の影響があるのだろう。

天神さま・菅原道真(すがわらのみちざね)も土師氏の出自で、私のふるさと山口県防府天満宮は道真公が九州大宰府(だざいふ)へ左遷される折に土師氏同族が国司であった周防(すおう)国府防府へ立ち寄ったことがその由来になっている。

◎前書きが長くなったが肝心のスコアーは最高の天気に恵まれたにも関わらず50、43、トータル93で目標未達成。前半2度の大叩き、気落ちして帰ってきた。
反省だけなら猿でもするらしいが、反省・残念。
◎ゴルフ場も徐々に秋景色に衣更え
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木の実と隠れカタツムリ 木の葉をかじった形跡がある。
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