「わたしの本のある日々」

個人的な意見だが、女優の小林聡美さんは何かしら他の人とは違う不思議感を身に漂わせている。

最初に印象に残ったのが10年以上前に見た「かもめ食堂」という映画で、群ようこさんの原作を映画にしたものらしいが、なぜかわからないが北欧フィンランドヘルシンキで食堂を始め、そこに日本人旅行者役の片桐はいりさんやもたいまさこさんがからみ、更に現地の俳優とは思えないような普通の人が出てきて淡々と日常が過ぎていく。

なぜフィンランドヘルシンキなのか、良くわからないがその不思議な感じが静かに記憶の底に残っている。

その小林聡美さんが書かれた「わたしの、本のある日々」毎日新聞出版刊 を近所の図書館で借りて読み終えた。
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前書きによるとこの中身は2016年から週刊誌「サンデー毎日」に月1で連載されたものをまとめたものらしく、著者が毎月2冊新刊を読んでそれについて何かしら書くという趣向の集大成らしい。

このような事なのでわたしの知らない分野のことも含め、色々面白そうな本が出てくる出てくる。
これらにいちいち触れると終わりがなさそうなので、私の好きな中島みゆきさんの歌が出てきた、岸本葉子著 「ひとり上手」海竜社刊 についてのエッセイのさわりをホンの少し紹介する。

『このタイトルにドキッとする。なぜなら、その昔中島みゆきさんの歌に「ひとり上手」というのがあったから。~~~
しかし、ひとり暮らし歴30年超の岸本さんは「ひとりが好き」だ。かくいう私もひとりの気ままな暮らしはとても気に入っている。~~~』

中島みゆきさんの「ひとり上手」は好きな歌のひとつで以前カラオケでも何とか最後まで唄ったことがある。
本人が唄っているのも良いが、研ナオコさんの唄っているのもまたとてもいい。

♪︎♪︎心が街角で泣いている
ひとりはキライだとすねる
ひとり上手と呼ばないで
心だけ連れてゆかないで
私を置いてゆかないで
ひとり好きなわけじゃないのよ♪︎♪︎

中島みゆきさんの詞、誰も思いつかないような言葉のアレコレはどこから出てくるのか?不思議でしょうがない。
不思議な二人がつながっている。

◎畑の雑草に5mmくらいの小さな花が。
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