オリンピック女子ゴルフ稲見萌寧選手の銀メダル

ここ数日オリンピック女子ゴルフに釘付けだった。

昨日は最終日だったが、身びいきの故かスタート前からなぜか日本の畑岡奈紗選手、稲見萌寧選手がメダルを取りそうな予感がしていた。
何より2人共にバタバタした感じが全くなくゆったり落ち着いて普段の通りゲームに取り組む印象がある。

樋口久子さん、岡本綾子さんから始まった日本選手の海外挑戦も宮里藍さん等を経て、今回オリンピック出場の畑岡奈紗選手の世代になり、全米女子オープンを勝った笹生優花選手や全英女子オープンに勝った渋野日向子選手等、日本選手が世界と戦って普通に勝てる期待が持てるようになってきている。

やはり井戸を掘った先人たちが居てこそメダル争いの水が飲めるのだということを感じさせる時間だった

稲見選手は全ホール終わってニュージーランドのリデア・コ選手と並んでプレーオフによる銀・銅メダル争いを繰り広げ1ホール目で勝って銀メダルをとったが、終わってのインタビューで自ら言っていたようにこれまでプレーオフ勝率100%の実績が自信になっていたようだ。

最終日に6アンダー(基準打数より6打少ない)を出して追い上げ出来るのは精神力も含めた実力のある証と言える。

畑岡選手は9位タイに終わったが総合力から見て、私は近いうちに必ずメジャー競技の優勝があると思っている。

銅メダルのニュージーランド代表リデア・コ選手は17歳で世界ランク1位になり、天才少女といわれていた記憶があり、メガネをかけた華奢な姿で頭脳で戦っているような印象があった。
その後長く低迷期を経て復活してきた、その事自体素晴らしく当時の神経質そうな感じが全く無くなっていた。

金メダルのアメリカ代表ネリー・コルダ選手は最終日首位でスタートして、7番ホールでグリーン近くからアプローチを2回ミスしてダブルボギー(基準より2打多い)にしてしまった。
見ていてこれから崩れるかもしれないと思ったが(私などこういうケースから大崩れしてしまう)、その後3連続バーディー(基準より1打少ない)で盛り返した。
金メダルに相応しい素晴らしい精神力と思われた。

このオリンピックを見て宮里藍さん効果と同様にまた若い人がゴルフに興味を向けて呉れそうな気がする

以下余談だが、
NHKの女子ゴルフ中継終了後、スタジオに集まった元オリンピック選手で、卓球の平野早矢香さん、柔道の松本薫さんの現在の柔和な顔にビックリしている。
2人共に現役当時の試合前の形相は近寄りがたく鋭い目付きが印象に残っているが、本来の顔に戻られたようで、現役時代の心構えのほどがよく理解できた。

◎防災拠点のネットフェンスに頑張って絡みつくのはヒルガオ
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