孫の転居とあれこれ

我が家に下宿中の二番目の孫が、コロナウイルスの関係もあって大学の直ぐ近くに引っ越すことになり、娘夫婦と一緒にやって来て1泊2日で荷物運搬や部屋の準備等をやり終えた。

少し寂しい感じもするがお互いに自由が少しばかり増えて前向きにとらえようと思っている。
残りの学生生活を価値あるものにして総合力を高めて欲しい。

今日のキュウリとナスの収穫を娘へのお土産で持ち帰ってもらった。自分の作った野菜が役に立つのはなかなか嬉しい。
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最後のアルバイト代わりに、ジャガイモ収穫後の畑に雑草避けシートを張り付ける作業を孫に手伝ってもらった。
押さえのピンを各所に打ち付ける作業はいつも腰にくるので手伝って貰うと助かる作業と言える。
シートを張り終わった畑
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娘が持参したお土産のひとつが「吉備(きび)おもて」と名付けられた岡山県備中神楽(びっちゅうかぐら)のお面をイメージした饅頭で小豆こし餡と白餡の2種類が入っている。
形と由来は全く違うが皮と餡の全体の雰囲気は隣の広島県の名物もみじ饅頭によく似ている。
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里人自身が伝えて舞う民間伝承の神楽は岡山県広島県島根県山口県など中国地方の山間部を中心に広く見られる。これは古代出雲(いずも・島根県)の影響からだろうか。
出雲の大国主命(おおくにぬしのみこと)と天孫族との国譲り神話はこれらの神楽のテーマになっていることが多い気がする。
これらの地方は人口減少や高齢化が顕著で、山口県に帰省の折りに車窓から見ると耕作放棄地も多くなっていて、どこも神楽などの伝承には苦労されているに違いない。