テレビの故障・買い換え雑感

我が家にあるテレビの内、一番使用頻度の高い一台が突然映らなくなり、電源ランプが赤い点滅を繰り返す。
電源を数回リセットしても復帰せず、メーカーの問い合わせ窓口に連絡を取ったところ、内部の故障と言われ買い換えを勧められた。

ランプの点滅で故障症状を表しているようで、10年以上使用していることや、液晶ディスプレイの一部が暗くなっている症状が以前からあった事から説明に納得、近くの家電量販店に行ってきた。

久しぶりの量販店のテレビコーナーだが
・まず値段の安さにビックリ、8Kや有機ELであればそれなりの値段になっているがそれ以外は申し訳ないくらいの値段になっている。
・中国TCL、ハイセンス、韓国サムスン、LGなど外国ブランドが結構幅を利かせている。

15年くらい前に見た上海の家電量販店の光景と見間違うようなところがあり、特に手頃な値段のゾーンは海外ブランドに席巻されている。

長い間家電メーカーに勤めていたが、私は一貫して白物家電(ホワイトグッズ)で仕事をしていたので、AV製品(ブラウングッズ)についてはあまり詳しくはないが、汎用のAV製品は表示パネルや制御回路等のモジュールを購入して組み立てれば、云わば誰でも製品化出来てしまうという特質が、こんな形になって出ていることを否応なく再び思い知らされた気がしている。

私自身は海外ブランドには抵抗感は全く無いが、リタイアして10年以上経つとはいえ多少の義理人情は残っており、ついつい元の勤め先ブランドのTVを購入してしまった。

購入のプロセスで色々なブランド名を見て、昔の事を振り返る事になってしまったが、白物家電では、技術力や品質管理面で中国や韓国メーカーに負けている気は全くしなかったが、リタイヤ前の10年間くらい、特に中国メーカーの量的な生産販売力と韓国メーカーの素早い積極的な投資には、本当に太刀打ち出来ないものを感じた覚えがある。

新しいTVはWiFi接続が出来ることを店で聞いていたので、設置後試行錯誤しながら(この分は設置サービスの範囲外とのこと)接続しYouTubeがTVで使えるようにした。

然し折角のYouTubeも私のチャンネル権は別のTVにあり、この新しいTVには全く及んでおらず、大画面TVでの江利チエミさん「テネシーワルツ」中島みゆきさん「ひとり上手」のカラオケ練習は望みが薄い。

◎「歩き」の途中、近所の介護施設のフェンスから覗く紫陽花の色がとても鮮やか。
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