今週の日経新聞の歌壇で、身の回りの事と重なり、面白く共感した短歌2首に出会えた。
歌人穂村 弘さんの「選」から
「疲れ果て 入ったコメダの コーヒーが でかくって 愛 感じまくるよ」
山梨県 犬口マズルさん作
今朝歩いて行った、いつものコメダ珈琲店で、短歌と同じでっかいカップにいっぱいのブレンドコーヒーを飲んできた。
コメダではコーヒーカップになみなみと注がれたコーヒーが定番になっているが、このたっぷり感が、誰かが疲れた時の癒しに成り得るのだと、つい納得しながら味わって来た。
私の場合、このコーヒーに新聞が加わることで癒しになっているのだが。
歌人三枝 昻之さんの「選」から
「夫よりも 先に朝刊 読み終へて 届きし時の 形に戻す」
横浜市 近江満里子さん作
下宿中の大学生の孫と相談し、日経電子版から紙の日経新聞に変えて一緒に読んでいる。
いつも私が先に読んで孫の机に置くのだが、コーヒーを飲みながら読んだり、興味ある記事があった場合など結構紙面がシワになったり、重ねの位置がずれてしまい畳むのに難儀する。
読み終えて孫の机に置く前の我が家昨日の新聞、最近机の上でトントンと何回かすることで、以前よりだいぶマシになったと思うがこの短歌のように「届きし時の 形に戻す」にはほど遠い。
まあ形が崩れてしまうのはじっくり読んだ証として何とか勘弁して欲しいものだ。
◎近くの小学校の垣根から顔を出すのはマーガレット?アネモネ?それとも別の名?、