家電メーカーに定年まで勤務して、退職後は社友会と名が付いたOB会に、名ばかりに所属させて貰っている。
この会が出来て40年という区切りらしく、記念誌が送られてきた。
会社は100年以上経過しているがOB会はまだ半分も経過していないらしい。
これを見て驚くのは、とにかく高齢の退職者の皆さんが元気に活動されている事、平均寿命が伸びて、良くも悪くも社会全体で高齢者の比重が高まっているのを実感する。
現在、会員は4700名を超えているらしい。
記念誌は
・各地域支部の様子
・忘れられない思い出の仕事・仲間
・これが生きがい 社友会の同好会と仲間たち
・今も続いている仕事・職場仲間の深い絆
・趣味こそ我が人生 私の今日この頃
という構成で編集されているが、全体を通じて退職後の生活を
有意義に過ごすべくそれぞれが、日々好きな道に努力されていることが伺える。
私も一時期、趣味のゴルフで同好会に入れさせて貰おうと思ったことがあるが、その折は仕事と一線を引いた方が良いと知人にも言われ取り止めたのだが、今思えば良かったのか悪かったのか?
会員の同好会や個人での趣味や楽しみを見てみると
・山登り
・野菜作り
・写真、絵画、書道
・短歌、俳句、川柳
・ヨット、釣り
・地域貢献、ボランティア
・マラソン
・楽器演奏、カラオケ
・ゴルフ、テニス、ゲートボール
等々、本当に幅広い。
掲載されている中で面白く、共感する詩句作品
・川柳同好会
「妻の愚痴聞く振りすれば日々平和」~~岩西信雄さん
・「風」俳句会
「石橋をかがみて過ぐる梅雨の船」~~奥田剛さん
・短歌
「新年会さなかに一首ひらめきて 箸袋のうらそっとメモする」~~先野浩治さん
然し各ページに掲載されている会員の写真は、至極当たり前だが、みんな高齢者の顔になっている。多分私もその一員なのだろう。それはそうとして姿勢ぐらいはシャキッとして、負けずに頑張ろうと思って読み終えた。
◎歩きの途中、また鴨たちを平野川に見掛ける季節になった。