スピードスケート・小平奈緒選手の言葉

昨日久し振りに行ったサンマルクカフェで、たまたまスポーツ専門雑誌「Number」を手に取った。

「メンタル・バイブル2020」という特集号で色々なスポーツ選手のコロナ禍の環境でのメンタルの戦いが記事になっているのだが、この中にスピードスケート・小平奈緒選手も入っており、久し振りに出逢えたような気がして嬉しく読ませて貰った。

小平選手の事は2019、12、16のこの日記に「がんばれスピードスケート・小平奈緒選手」と題して書いた事があるが以前からその真摯にスケートに向き合う姿勢に感動してずっと応援している。

今はウインタースポーツはシーズンオフなので殆んど情報が無く、たまたま手に取った雑誌で直近の様子がわかることになったが、小平選手は地元長野で、昨年の台風被害復興ボランティア等にも参加しながら、元気に着実に練習に励んでいるとの事である。
サンマルクカフェに置いてある雑誌は、時としてコーヒー代以上の価値がある。

記事の中から拾い上げた小平選手ならではの言葉
①現実的にはっきりした見通しが立たない中での思いを聞かれて、
「そもそも私がスポーツに取り組む上で大切にしているのは大会の結果だけではありません。日々のトレーニングの中でスポーツが上達するところの面白さを感じているので大会が無くなったとしても今のところは心にぽっかり穴が開いてしまうことは無いですね。」

②メンタルトレーニングについて聞かれて、
「2014年にオランダに行ったことを契機に自分自身への向き合い方が変わりました。それまでは誰かに認められることを求めていたが、その後は自己肯定できるようになったと思います。人によって達成した時に喜びたいラインはそれぞれ違う事がわかり、これは自分にとって新しい見方になりました。」

③「メンタルは強さというより、安定感や整っているという方がしっくりきます。普段は安定させておいて必要な時に取っておきしっかり使うという感覚。」

一つ一つの言葉が深い、早くあのスケートリンクでの滑りを見たいものだ。

◎今週の同じ女子スポーツ選手のニュースーーー水泳・池江璃花子選手の白血病からの復帰レース、テニス・大坂なおみ選手の黒人銃撃への抗議行動、何れも清々しくて素晴らしい。

「歩き」の途中近所で見かけた花
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