今は「応仁の乱」後と同じ?

コロナウイルスの問題から、出口戦略をどうするか、コロナ禍後の世界はどう変わるのかと言った観点からの議論、意見が百出している。

特に命や医療に関わる事と経済活動が、トレードオフの関係になり勝ちのところから、なかなか一刀両断に片付けることが出来ない面があり、議論の集約が出来ない要因になっている気がする。

朝日新聞でも色々な角度からこれ等の事を頻繁に記事にしているが、「コロナ禍と日本の政治」と題するコラムの中で、現状の国と地方の役割分担の曖昧さを取り上げ、地方創生に詳しい日本総研の藻谷浩介(もたにこうすけ)さんに意見を聞いている。

藻谷さんは、今回の緊急事態宣言では国と自治体の権限や責任の仕訳が不充分で、もっと現場を預かる首長に権限を与える方が良い、首長の中でも旧態依然の人や使命感と責任感を持って創意工夫で対応する人など色々で、地域によって差は生じるが優れた自治体が伸びることによって、他が真似をして全体が底上げできると提案している。

この提言の前段になっているのが、『今はまるで「応仁の乱」後の時代みたいだと思いませんか?』との問いかけである。

守護大名や公家は都にこもって内輪揉めや前例踏襲に明け暮れ、地方の守護代や国人(こくじん:土着の領主)がのしあがる迄国家権力には空白が続く。

守護大名を国会議員、公家を官僚、守護代を知事、国人を市町村長に置き換えると正に国と地方の関係が転換点に有るのかもしてない、と説いている。

今回のコロナ発生状況を見ていると、人口の都市集中は、利便性や経済性とは相反する形で弱点をさらけ出しており、確かにこれからそれぞれの地域は強みと弱みをどの様に折り合いをつけて行くか、自ら考えて取り組むことが必須となるだろうと思われる。

其れにしても、現在を「応仁の乱」後になぞらえて対応するのは卓見かもしれない。そうするとこれから始まるのは「戦国時代」の再来か?鎧兜に槍、刀、火縄銃も必要かもしれない。

庭のサツキが少しずつ咲き始めた。
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昨日はホームコースでのコロナ対応の、昼食なし、風呂なしゴルフ、天気晴朗なれども波高く、目標に2打及ばず、45、46、トータル91 次回頑張ろう。
コースからの連絡で、来週から緊急事態宣言解除で平常営業に戻るとのこと、折角この時間短縮ゴルフが気に入っていたのに残念。