タケノコの贈り物

娘の住んでいる岡山県倉敷市真備町は2018年の水害で大きな被害が出たが少しずつ復興も進んでいるらしい、その中の箭田(やた)地区も同様なのだが、ここは吉備真備の地元ゆかりの地であると共に、江戸時代から続く西日本でも有数のタケノコの産地でもある。

私も娘のところに出掛けた折に一度見たことがあるが、箭田地区の竹林は一定間隔で竹が生え、手入れが行き届いて奥まで見渡せ、まるで庭園のような雰囲気がある。

ところで竹に旬を加えて筍(タケノコ)、これほど的確にそのものを表現している表意文字には本当に感心してしまう。

今年も娘の義母さんからその真備町箭田の朝採りタケノコが送られてきた。
梱包を開けると一部に土も水滴も付着し瑞々しく朝掘り朝採れを本当に実感できる。

自家用は早速皮を剥がし新鮮な状態で直ぐに茹で始め同時に親戚にお裾分けで家内が配達してきた。
タケノコは掘り取ってから如何に早く茹でてアク抜きをするかが勝負なのです。

多分、煮付けや、天ぷらにすると思うが、近くに住む下宿中の孫にも調理済みのものを届ける事になるだろう。
私の好物は断然天ぷらです。

季節の進み具合を身近に感じさせる贈り物でとても有り難い。

梱包を開けた状態。
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掘り採った状態の一本、瑞々しい。
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皮を剥がした状態。
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茹でる直前、えぐみの箇所を更に削ぎ落として縦割り状態、もう竹の節がきっちり出来ているのが面白い。
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