うたう旅・東京神田神保町

録画用の番組表を見て、東京神田神保町の名前が出ていたので、初めての番組NHKBS「うたう旅~骨の髄まで届けます~」を録画して観た。
色々な働く人のところへ行き、そこで見たり聞いたりしたことをもとにその人についての歌を即興で作って歌う番組らしい。

この即興シンガーソングライターがエミリーとカワグチの男女2人組HONEBONE(ほねぼーん)というグループ、ここまできてやっとなぜ表題が骨の髄までとなっていたか理解した。

神田神保町は私にとって懐かしい思い入れのある街で、本好きな人は皆知っている日本一の本の街、出版社、印刷会社、取次、本屋、古本屋などが集まる。私も若い頃、古本屋を巡っていた時期があり、東京へ出張した折数回立ち寄った記憶がある。

また昔、何かで読んだ記憶があるが、作家の司馬遼太郎さんが小説を書き始めるとき、そのテーマに関する文献を満載した古本屋さんの借り上げトラックが、神保町から大阪の司馬さんのもとにひた走り、神保町から同一テーマの文献が全く姿を消したという伝説があった。

活字離れでここ20年、本屋さんは半減したと言われているが、HONEBONEも本への思いがあって訪れたらしく番組内で「メチャメチャ本を読みます」と言っていた。

神保町のなかで
①絵本専門店で、専門性を日々追求する書店員、新しくこの店を立ち上げた女性経営者、この経営者を後押しした母親が登場しそれぞれの本と本の商売への情熱を語る。
②新刊本が売れなくなって猫を飼う娘のアドバイスで猫本専門店に衣替えして頑張る店主と娘がこの街で家族で商売が続けられる喜びを語る。

それらを聞いて、更に現場を体験した上で作った歌が心に響いてくる。
・絵本専門書店員への歌
♪♪カウンセラーみたいなソムリエみたいなこの仕事が好き~
・奮闘する絵本専門店経営者への歌
♪♪本に囲まれた夢の世界で育った~私はまだ夢を見ていたいから、1日でも長く続きますように~
・猫専門店家族への歌
♪♪私が好きなこの街と私の好きな本屋さん私が好きな猫たちと~~家族みんなで頑張るよ~

世の中には本好きな人がまだたくさんいると安心した。私も本好きで良かったと感じる毎日を過ごしている。
HONEBONEというグループ面白そう、これからもフォローしてみたい。

今朝のウオーキング途中ソメイヨシノの木の下にあった野草、
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