朝ドラと「鐘の鳴る丘」歌の記憶

昨日から新しいNHKの朝ドラ「エール」が始まった。

こちらの頭の中はまだ「スカーレット」モードなので全く予備知識なしで取り敢えずテレビを視始めたものの何か上の空で、おまけに画面が突然原始時代になり、火山が噴火したりして「何コレ」という間もなく、今度は東京オリンピックの音楽の話になった。

ここまで来ると漸く私の頭の中も少し整理が進み、主人公の名前の付け方や状況から、これは作曲家の古関裕而さんをモデルにしたものだなと分かってきた。

古関裕而の名前は今でもマスコミに時折出てくるし、多分これからのドラマの中で、私の好きな「栄冠は君に輝く」等、色々な有名な曲とそれにまつわるエピソードが出てくるのだろう。

古関裕而と言えば、私には幼い頃の記憶の中に「鐘の鳴る丘」の歌を聞いていたような想いがずっとあり、歌の作詞者はわからないが作曲は古関裕而と言う記憶が強く刻まれている。

「♪みどりの丘の赤い屋根、とんがり帽子の時計台、鐘が鳴りますキンコンカン、メエメエ子やぎも鳴いてます♪」
ここ迄は記憶にはっきりと残っているがここから先は少し記憶が途切れる。

以前何かの折にこの「鐘の鳴る丘」のことに触れた記事を読むと、これはラジオドラマの主題歌で、戦災孤児に関連した物語で終戦直後に放送されたと記載があり今思い立ってもう一度調べてみるとこのドラマは1947年7月から1950年12月迄放送されまた松竹が1948年から1949年に映画化したとされている。

何れも生まれる前か直後であり記憶に残る筈がない。
然し私の記憶にはメロディーが刻まれていることは間違いない。何故だろうか?母か誰かが繰り返し歌ってくれたせいだろうか?
朝ドラの中でこの疑問の糸口が出てくれば嬉しいのだが。