山猫珈琲

湊かなえさんは推理小説本屋大賞を受賞した人気女流作家らしいが、推理小説と言えば若いときに沢山読んだ松本清張は知っているもののそれ以外は無縁なので、湊さんの作品も全く読んだことがない。

然し以前に私の好きな山番組のNHK「にっぽん百名山スペシャル版に女優の工藤夕貴さんと出演され一緒に北アルプスに登山されるのを見て山の好きな作家も居るなあと思っていた。

またこの番組の前後だったと思うのだが湊かなえさんの原作で
工藤夕貴さん主演の、主人公が会社勤務を止めて登山ガイドを目指すTVドラマ「山女日記」が放映されて欠かさず見ており、先の「にっぽん百名山」と繋がって山好き作家のイメージが私のなかで定着した。

近くの図書館で本をあさっていると、この湊かなえさんの書いたエッセイ集「山猫珈琲」に遭遇してしまった。
題はてっきり山猫と言う喫茶店の名前と思ってしまったが、読んでみると好きなもの三つ、山、猫、珈琲を並べただけの事らしい。

表紙や本文のなかに猫のイラストが時折出ており飼い猫らしいが、私は「吾輩は猫である」も含め猫は得意ではない、 然し山と珈琲はどちらも好きな方、と言っても山は北アルプス等夢のまた夢で、近くの低山行と、ゴルフ場で打球が乱れて丘に登らざるを得ないことが度々あるくらいだが、NHKの山番組は録画して良く観ている。

珈琲も、こだわりはあまりないが好きな方で喫茶店、コンビニ、家でネスカフェやドリップ珈琲等取り敢えず1日決まって最低2杯は飲みたくなる。

湊さんがエッセイのなかで、文章を書くのに珈琲は欠かせないツールで胃痛で医者から珈琲を止められてどうしようか?と書いておられたが、その気持ち痛いほど分かる。
私も現役時代仕事の脇に、珈琲が欠かせず胃の調子が悪いとき飲むべきか飲まざるべきか真剣に悩んだものである。

これを書いているうちに、湊さんの推理小説はどんなものだろうか気になってきた。