南大阪の典型的な冬本番景色

今年の冬は全体に暖かいような気もするが、それはともかくこの土地に住んで冬と言っても雪を見ることは殆んど無くここでの私の冬景色と言えば南大阪と奈良大和を隔てる二上山(にじょうさん)から葛城山(かつらぎさん)、更に金剛山(こんごうさん)へと連なる山脈(やまなみ)の雪雲のかかりである。

毎冬、歩きながら東南方向に拡がる山脈を見ているのだが今年は今まで雲が全く山にかからないか、かかった場合は雨を意味する低い山から高い山まで全て暗く隠れた景色だった。

今朝、今年初めて私の想い描いた冬景色に出逢い運良くスマホ持参でシャッターを切った。

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八尾防災センターから東南方向(写真が下手でスミマセン)

一番左二つこぶが二上山でこの山が雪雲で隠れることは無い、中央の頂上にギリギリ雲が掛かってないのが葛城山でこの山迄は冬でも通常雪雲はかからない、一番遠い右手でかなりの部分が雲に隠れて頂上が見えないのが金剛山、山頂付近が雪雲に連日覆われるのがいつもの冬本番到来。大阪では1000m辺りに雪の限界線があるように思う。

二上山万葉集でも「ふたかみやま」として詠われる山で雄岳が517m雌岳が474m、先ず雄岳に登りそれから下りてまた雌岳に登る必要があり高さの割に疲労感が募る。

葛城山は959mススキやツツジの名所でもある。ロープウェイがあるが歩いて登山道を行ったところ台風の後で大変荒れた道になっており特に帰り道は疲労困憊。

金剛山は大阪で一番高い山で1125m、あの雲のかかり方からすると暫く春まで、登るにはアイゼンが必要になってくる。
階段道が多く高齢者には結構厳しい道のりが待っている。

冬の間の高齢者登山はやはり雪の心配のない二上山に限るとしよう。