インドへの考察①インド経済への私見

丁度一年位前に何かの成り行きで一番上の孫が、周りの友人等が「もうじきインド経済が中国を越える」と言っているがどう思うかと聞いてきたが、私は「インドはヒンズー教の国で成長に限界がある」と答えたように記憶している。

よく知られているようにヒンズー教は階級制度が厳密で、国の高度な成長は国民国家のような形態で成されることからすると問題があるのではないかと思って返事をした。

自分がそう言ってしまった責任から、以後インドの経済についての情報は気を付けてウオッチするようにしている。
今日読んだ週刊東洋経済の最新号に中国とインドを2018年度をもとに比較したデータが載っている。

・人口:インド13.3億人、中国13.9億人
GDP:インド2.7兆ドル、中国13.4兆ドル
・一人当たりGDP:インド2036ドル、中国9580ドル
GDP成長率:インド6.8%、中国6.6%
識字率:インド73%、中国97%
・失業率:インド2.6%、中国3.8%

この他在留邦人はインド全土で9000人程度で、日系企業の進出が色々とニュースになっている割に少なく、州毎に違う規制の複雑さなどで外資の導入が苦戦をしていることが伺える。
これらを見る限りまだまだ中国の背中は遠い。

以前タイに駐在していた折よく聞いた、東南アジアの小咄で「道でコブラとインド人に出逢ったら先にインド人の方に気を付けろ」という話の通りインド商人、印僑の商売熱心さは折り紙付きで、ITや理数系人材の豊富さ、人口ボーナス等を考えると経済に於けるこれからのインドは、中国を抜き去ることは暫く無いとしても、宗教原理主義や、パキスタン、中国との紛争再発等に陥らない限り、着実に成長する事はほぼ間違いないと思われる。